メルカリ物販の確定申告を解説!初心者が押さえるべき3つの注意点を紹介
「メルカリの販売利益は確定申告が必要?」と思ったことはありませんか?
メルカリ物販を始めたばかりの方は、収益のすべてに確定申告が必要なのかが、わからない方も多いことでしょう。
趣味の延長で始めた物販が、気付けば所得税の対象になるケースも少なくありません。
この記事では、初心者が特に押さえるべき3つの注意点をわかりやすく解説します。確定申告に必要な知識を学び、不安なくメルカリ物販を実践していきましょう。
メルカリ物販で確定申告するための3つの注意点
メルカリ物販で利益を出している方は、確定申告が必要です。
- 年間所得が20万円を超える場合は申告義務が発生
- 申告を怠ると、追加課税やペナルティが課される可能性もある
手間がかかりますが、正しい申告を行うことで、不必要なペナルティを回避し、税務トラブルを未然に防ぐことができます。ここでは下記について、わかりやすく解説します。
- 確定申告の基礎知識と必要性
- メルカリでの収入とは?所得の種類
注意点1:確定申告の基礎知識と必要性
確定申告は、所得税の計算と納付を正確に行うためもので、メルカリ物販で得た収入も対象になる可能性があります。
- 年間の所得が一定額を超える場合、確定申告が必要
- 副業でも、所得が基準を超えた場合は申告義務がある
たとえば、メルカリで物販を行い年間で50万円の利益を得た場合、給与所得がある会社員でも20万円を超える所得に対して確定申告が必要です。
このことを知らずに確定申告をしないと、あとから追加の税金や罰金が課せられることもあるので気をつけましょう。
注意点2:メルカリでの収入とは?所得の種類
メルカリ物販の収入は、基本的に雑所得または事業所得として分類されます。
国税庁は、副業や一時的な収入を雑所得、継続的かつ営利目的の収入を事業所得と分類しています。
- 非課税:趣味で不要品を売った場合
- 課税:商品を仕入れて利益を得る目的で販売している場合
メルカリでの収入は所得として分類しておきましょう。
注意点3:申告が必要な金額はいくらから?
収入の金額を正確に把握し、基準を超えた場合は速やかに確定申告を行いましょう。
- 給与所得者:メルカリ物販の収入が年間20万円を超える場合
- 自営業者や無職の場合:基礎控除額(48万円)を超える所得が申告対象
例えば、メルカリで月5万円の利益を上げた場合、年間で60万円になります。この場合、給与所得がある人は確定申告が必要です。
どのような経費が申告可能か
経費の申告は、節税対策として重要です。ただ、正しく理解して申告しないと、税務調査で指摘されるリスクもあります。ここでは下記について、詳しく解説します
- 個人事業主やフリーランスの方が知っておくべき経費の基本
- 具体的な項目
仕入れや手数料、経費の種類
メルカリ物販に関連する次の内容を、経費として計上できます。
例をあげて解説していきますね。
- 販売価格:2,000円
- メルカリ手数料:200円(10%)
- 発送費用:300円
2000円(販売価格)-200円(手数料)-300円(発送費用)=1500円(売上)1500円(売上)-1000円(仕入れ価格)=500円(利益額)
商品を1,000円で仕入れ、メルカリで2,000円で販売した場合、利益は2,000−1,000=1,000円です。ただし、メルカリ手数料10%(200円)と発送費用300円を差し引けば、実際の利益は500円となります。
経費を計上せず、入金された収入すべてを売り上げで計上してしまうと、売り上げ全体が上がり支払う税金が変わるので注意が必要です。
領収書やレシートがない場合の対処法
領収書やレシートがない場合でも、記録を詳細に残すことで経費として認められる可能性があります。
- 出金伝票を作成する
- 取引相手に確認する
- 銀行明細やクレジットカード明細を活用する
- 必要性と妥当性を説明できる記録を保持する
領収書やレシートがない場合でも、仕入れ日や金額、用途などを帳簿やメモに記録することが重要です。そのためには、日々の取引記録を詳細に管理し、書類が不足しても対応できる体制を整えましょう。
経費計上の際の注意点
経費計上では、私的利用分と事業利用分を明確に分けることが重要です。
全額を経費とするのではなく、事業利用分を合理的に按分して計上する
税務署は、プライベートな支出を経費として計上することを認めていません。経費として合理的に判断できない場合、経費の申告が否認されることがあります。
まとめ
メルカリ物販の確定申告では、正確な収入把握と経費計上が重要です。不備があるとペナルティや追加課税を招く可能性があります。以下の7つのポイントを確認しましょう。
- 確定申告の基準を理解する:年間20万円以上の所得で申告が必要。
- 収入の種類を分類する:雑所得と事業所得を正確に区別。
- 経費を適切に計上する:仕入れ代や手数料を忘れずに。
- 記録を詳細に残す:領収書や帳簿を日々管理。
- 私的利用と事業利用を分ける:経費の按分を明確に。
- 税務ルールを遵守する:国税庁のガイドラインを確認。
- 専門家に相談する:不安な場合は税理士に相談。
上記の点に注意することで初心者の方もスムーズに確定申告ができます!ぜひ、実践してみてくださいね。